SUKOYAKA日記

メモ帳的存在。岡山在住。

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私の嫌いな10のびと 中島義道

彼の本を読むのはこれで二作目である。1作目は「ひとを嫌うということ」というもの。ひとを嫌って何が悪いという論旨に共感を覚えた記憶がある。
今回の本も内容はとても反社会的なのだが、やはり哲学者の書いたものなので論理はずれておらず、読んでいてしばしば感心してしまう。
この本に読む価値があるかどうかと聞かれたら、私は自信なさげに
「価値はあるけども・・・参考にはできないよ」と答えるだろう。
最近読んだ本で私個人としては一番面白かったのだが、それはあまりにも厭世的すぎて自分がどれだけマシ(というか社会に適合しようとしているとでもいうのか・・)ということがわかった。
この本は「なんて生きづらい世の中なのだ」と嘆いている人にお勧めしたい。かなりネガティブな内容なのだが。この本をよめば自分がどれだけマシかわかって、明日から「彼みたいにならないように生きよう!」と前向きになれるにちがいない。

印象深かったところを書き出していく。

2章、常に感謝を忘れない人
私はどんなに恩恵を与えても、その人に対して寸毫も私に感謝の気持ちを表明してはならないことを要求しました。そう命じても私に感謝する人をはっきり非難し、それでも聞かないときは罵倒し、それでも聞かないときは彼(女)と人間関係を断ちました。
【すごい。なんのためにそこまでするのか。自分の嫌いなことをすることが彼はよっぽど嫌いなようだ。そのためにはどれだけでもエネルギーを割くことさえ厭わない。そして自分の理想に近づけようとする姿勢は勇者のようだ。その勇者はおそらく誰にも賞賛されないだろうが。】

○いらない贈り物に対しても感謝するのはおkしい。
これは結局自分が悪く思われたくないからなのです。自分が悪く思われたくないから、相手をそのための手段として利用しているにすぎません。
【そりゃそうだけど・・・】

○国民は戦前の天皇みたい。
今日、国民は神聖不可侵の絶対者なのです。国民主権。

3章みんなの喜ぶ顔が見たい人。
p74
世話を焼きたい人とは、自分が世話を焼きたい人に、世話を焼きたいときだけ、世話を焼く人です。彼らが、それはすべて自分の自己満足のためだと自覚してくれればいいのですが、おうおうにして相手に「感謝」を求める。

4章いつも前向きに生きている人
p101
もう二年になりますが、哲学をしたいと私を慕ってきたK君が(無限に事故に近い)入水自殺をした後、しばらくは涙が不思議なほど流れてきました。?彼に永遠に会えなくても、そんなに困らない。なのに、涙が出る。父が死んだ時も、母が死んだ時も、ほとんど涙は出なかった。
どうしたことであろう?私は自分の心の内がわかりませんでしたが、次第にそんなことはどうでもいいと思いなおした。とにかく私は悲しいのです。泣いてしまい、涙が出てしまうのです。
【感動してしまった。おそらく涙というものがいつもの彼との間にかなりギャップがあるせいだろうが、かなり心に響いた。】【人が死んだら悲しむもの。というの世間の常識も彼の嫌いなものかもしれない。日本では人が死んだら神格化される傾向があるようだ。(先日自殺した中川外務大臣も酩酊会見でさんざん非難されていたのに、自殺すれば世論は逆転した。そして彼の著書はアマゾンランキングで上位を占めるまでになった。今思いついたがこういった死者是認主義【とでも言おうか。】が自殺増加に一役買っているのではないか。)しかしそう思っているだろう彼が、人が死んで涙する。それはそこに真の悲しみがあったから。これは感動せざるを得ない。】

5、自分の仕事に誇りを持っている人
○文学研究という仕事は無駄だ。それは同意する。彼は哲学の大学教員も無駄だと言っている。価値ある教員はほんの1割程度でほかは無駄だと。
○大学教育の教養科目も無駄だ。
これは同意せざるを得ない。私も大学生だが、1,2年と履修する教養科目はなんのためにあるか分からない。文系が科学(しかも大したことない雑学みたいなもの)を勉強してどうなるのか。もし興味があれば本でも借りて読めばいいし、そっちの方が手っ取り早い。
○文句無しに有益な仕事もある。
飛行機のパイロットがいなければ多くの人は生活に支障が出る。その点でいえばバスの運転手もかなり有用な仕事と言える。文学研究者のどれだけ社会に有益か。

○ルナールの日記から。
☆なるほど死というもののやる仕事は、確かにおもしろい。しかし、あんまりいつでも同じことをやりすぎる。【たしかに死がなければ、人は努力することを忘れるだろうし、社会が成り立たないように思える。しかし彼はたまには(死)にも遊びごころをもってもらい、人が生き返ったりすればいいじゃんと皮肉っているのか。】
☆私は前より少し謙譲になった。しかし、謙譲であることをいっそう鼻にかけるようになった。
【あるある笑。へりくだっている俺って大人。と思うことは恥ずかしながら私にはある。そういう人間はほかに自慢することがない悲しい人間なのかもしれない。(自分で書いて泣きたくなった
笑】

6、けじめを大切にする人
けじめを大切にする人とは、社会から排除されても自分の信条を貫くことを提唱したい人ではなく、けじめを大切にしていれば見ている人はきっと見ている。けっして社会から抹殺されることはない、と教え込みたい人なのですから。それを見越した上で、彼らは「いまのドライな世の中では、こんなことは通じないかもしれない。だが、俺はやっぱりけじめのない奴は嫌なんだ!」と叫ぶ。偏屈者であるとしても、なお社会から受け入れられることをしっかり計算している偏屈者なのです。
【たしかに。。。自分はけじめを重んじているつもりでいても、他人の目を意識しているということはよくあるかもしれない。これまで私はこういった他人の目をきにすることで結果物事がうまくいくんだからいいじゃんという考えだった。考えを改めるつもりはない。】

9、俺バカだからと言う人
彼は黒木瞳と岡田准一主演の東京タワーを見に行ったらしい。
岡田君のファンだから。岡田君は、壊れそうな繊細さと恐ろしいほどの残酷さが美貌のうちにうまくミックスしていて、かつてのジェームス・ディーンのような雰囲気を持っています。
【ジャニーズのファンだと恥ずかしげもなく書いちゃう彼は素敵だと思う。】
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