SUKOYAKA日記

メモ帳的存在。岡山在住。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「貸し渋り」「貸し剥がし」のメカニズム

「貸し渋り」「貸し剥がし」のメカニズム

●企業への貸し出しの際はリスクアセット(危険資産)を自己資本率は{自己資本÷[信用リスク(貸出金等が貸し倒れとなる危険)+市場リスク+オペレーショナル・リスクに係るリスク・アセット]×100」(%)として計算されます。}に計上する。つまり企業に貸し出しをすれば、自己資本率は下がる。

信用リスク(貸出金等が貸し倒れとなる危険)が
貸倒引当金で、

一方、事業会社への貸出金はその企業の「信用格付」によって割合が決まります。
格付けが高い優良企業への貸出金は最低で20%評価ですが、格付けが低い企業への
貸出金などは、最大で金額の150%評価(つまり1.5倍!)になります。
リスクアセットが
【大企業・中堅企業向け融資の100%をリスクアセット(危険資産)として扱わなければならない。個人向け融資については75%、住宅ローンについては35%を、リスクアセットとして計上する必要があるのだ。】

こういうことなのか。なんか勘違いしてそう。




BIS規制柴山 政行 [プレジデントロイター]
 銀行には、自己資本比率に関する「BIS規制」があって、国際業務を行う銀行は8%以上、国内の業務に限る銀行では4%以上を保つ必要がある。自己資本比率の数値が高いほど、銀行の健全性は高いと評価される。基準を割り込んだ銀行に対しては、金融庁によって早期是正措置が発動される。

 銀行の資産には現金や株式、債券などの有価証券があるが、昨年来、有価証券の時価は下がっており、その評価損は自己資本比率を低下させることにつながる。程度によってはBIS規制を維持するのが困難になることも考えられる。

 話をわかりやすくするために、現金が100億円あり、それを融資に回した場合のバランスシートについて考えてみることにしよう。
img_5ce68c1b0d17de70165b39c743ccbbcd14129[1]

融資で資産が減る銀行のバランスシート
 バランスシートの左には資産を記載するが、融資を行う前に「現金100億円」としていた記載は、融資を行ったあと、「貸出金100億円」という記載に変わる。これだけ見ると、資産の名目が変わっただけである。

 しかし貸出金については、貸し倒れを想定しておく必要がある。仮に貸倒引当率を1%とすれば、貸出金100億円のうち、1億円を貸倒引当金として経費に計上する必要が生じ、資産は1億円減ることになる。

 本来、貸倒引当率は融資先の破綻懸念の大きさによって異なるものだが、BIS規制の標準的手法においては、大企業・中堅企業向け融資の100%をリスクアセット(危険資産)として扱わなければならない。個人向け融資については75%、住宅ローンについては35%を、リスクアセットとして計上する必要があるのだ。

 ここでおさえておきたいのは、リスクアセットは自己資本比率を算出する際の分母となる、という点である。企業や個人に対する融資額が大きくなるほど、自己資本比率を求める際の分母が大きくなり、結果、自己資本比率は低くなる。自己資本比率を高めるためにはリスクアセット、つまり貸出金を縮小する必要がある、というわけだ。

 そこで懸念されるのが、貸し渋りや貸し剥がしである。日本の銀行にBIS規制が本格適用されたのは1992年度以降である。その際、いきなり融資額の全額返済を求めるといった貸し剥がし、融資を繰り返し行っていた企業に突然、融資を停止するなどの貸し渋りが起き、中小企業の破綻を招いている。

 貸出金が増えても、自己資本がそれを上回って増加すれば、自己資本比率は維持できる。しかし冒頭で述べたとおり、現在は有価証券の評価損が膨らんでおり、自己資本は縮小傾向にある。自己資本が小さくなるほど、リスクアセットを減らす必要に迫られるという構図。評価損が膨らむ状況から考えれば、貸し剥がし、貸し渋りが横行することは容易に想像できる。

 すでに周辺からは貸し渋りの話が聞こえてきており、ある不動産会社によると、購入希望者がいても住宅ローンがおりないために成約に至らない、というケースが続出しているという。

 昨年から中小企業の資金繰りを支援するため、信用保証協会による緊急保証が行われ、保証の対象は760業種に拡大されている。それでも貸し渋りの解消までには至っておらず、金融庁では、4月から6月にかけて金融機関が貸し渋りや貸し剥がしをしていないか調査を行うとしている。

 中小企業が破綻すれば失業率は増加、融資がおりなければ不動産市況の回復も望めない。

スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

カーペンター

Author:カーペンター
FC2ブログへようこそ!

最新記事

カテゴリ展開メニュー

  • 未分類(6)
  • あいさつ(2)
  • 本(34)
  • 【ブラジル】(3)
  • 【ノンフィクション】(14)
  • 【フィクション】(8)
  • 新書(8)
  • 映画【アメリカ】(2)
  • ブラジルの歴史(47)
  • 思ったこと(30)
  • 映画【ブラジル】(2)
  • 専門書(2)
  • 漫画(7)
  • ニュース(6)
  • 映画【日本】(2)
  • 経済(20)
  • 経済学入門(19)
  • 日経指標(9)
  • 政治(7)
  • EU関連(1)
  • 外国人参政権(6)
  • 人間(1)
  • 労働問題(3)
  • 戦争・軍事(7)
  • 法律・裁判(3)
  • ちゃんと調べてないもの(4)
  • これって日本だけ!?(2)
  • 犯罪(1)
  • 在日外国人(5)
  • 日本人論(0)
  • 中東(22)
  • ゲーム(2)
  • 語源(40)
  • 医療(8)
  • たとえツッコミ(1)
  • やりたいこと(現実で)(0)
  • やりたいこと(ブログで)(0)
  • 詩(0)
  • マンガ あ行(1)
  • マンガ か行(2)
  • マンガ さ行(0)
  • マンガ た行(1)
  • マンガ な行(0)
  • マンガ は行(2)
  • マンガ ま行(1)
  • マンガ や行(0)
  • マンガ ら行(0)
  • マンガ わ行(0)
  • マンガ なんでも(3)
  • 文章技術(5)
  • メモ(1)
  • 音楽(2)
  • 近頃の若い者は!反論(1)
  • 作曲(10)
  • 社会学(1)
  • ブラジル経済(2)
  • ブラジル 社会問題(4)
  • FONÉTICAS de ポルトガル語(1)
  • ブラジル 政治(2)
  • 就活(1)
  • revista:mundo estranho(1)
  • ポルトガル語 科学(1)
  • ポルトガル語 その他(2)
  • ブラジル ビジネス(2)
  • トーク(2)
  • 旅行(4)
  • 宗教(1)
  • 映画(2)

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。