SUKOYAKA日記

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ドバイ・ショック 

ドバイ・ショック 経済専門家2氏に聞く2009年11月28日1時59分
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 立ち直りかけたはずの金融市場に再び打撃を与えた「ドバイ・ショック」。震源地となったドバイで何が起きていたのか。円高ドル安に歯止めがかからないのはなぜか。日本はどう対応すべきか。日本と中東、それぞれの経済専門家に聞いた。

■日本、「二番底」は不可避

〈上野泰也・みずほ証券チーフマーケットエコノミスト〉

 ドバイ・ショックは、リーマン・ショックから1年を経て起きた象徴的な出来事だ。落ち着いてきたように見えていた国際金融をめぐる問題が根深く残っていることを、多くの人が再認識するきっかけになったのではないか。米国の株安を招く可能性もあり、先行きは厳しい。

 ドバイ問題で大きな影響を受けるのは欧州の金融機関だ。ユーロを売って円を買う動きに拍車がかかり、対ドルでも円買い圧力を強める。

 そもそも、各国当局が米国の経常赤字と新興国や日本の黒字がともに拡大していく「世界的な不均衡」の是正を掲げているほか、米国の利上げが当分視野に入ってこないため、ドル売りはすでに構造問題となっている。

 ここ数日の急激な円高は、一部の投資家が仕掛けた動きだが、いったん値を戻した後、再び円高が進むだろう。当面は1ドル=80円に近いところで推移することになるのではないか。

 輸出依存度の高い日本経済への悪影響は必至だ。製造業は中間決算時に、為替の見通しを若干円高寄りに修正しているが、それよりもさらに円高が進んでいる。日経平均株価が9000円台を維持しているのが不思議なぐらいだ。「二番底」は避けられない。

 だが、為替介入による円高是正は難しい。各国が不均衡是正や保護主義反対で一致しているからだ。日本としては小手先の対応よりも、慢性的なデフレ構造の修正に向けて内需拡大に本腰を入れるべきだ。人口減少が日本経済の根底にあるのだから、少子化対策や移民政策などに取り組み、購買力を増やす必要がある。(聞き手・大平要) 

■周辺産油国には底堅さ

〈武藤幸治・立命館アジア太平洋大教授(中東経済)〉 

 ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する七つの首長国の一つだ。自国の石油埋蔵量が少ないため、不動産開発や観光業、金融業に力を入れ、70年代半ばから急速な発展を遂げてきた。

 不動産開発は、税金を優遇し、規制を緩くすることで、周辺の産油国の潤沢な資金をはじめ、海外の投資家や開発業者を積極的に呼び込み、超高層ビルや大型リゾート施設の建設ラッシュになった。だが、周辺の産油国と違い、経済活動の基盤となる石油資源や精製設備を持たないため、薄い氷のうえに発達したようなもろさがあった。

 04年に建設を始めた高さ800メートル以上の超高層ビル「ブルジュ・ドバイ」が完成に近づいた昨夏ごろには、供給過剰が深刻になり、不動産価格が落ち始めた。そこにリーマン・ショックによる金融危機が加わり、原油価格も下落した。産油国からの資金流入が減り、開発プロジェクトの延期や中止が相次ぎ始めた。

 今回、ドバイ政府系企業「ドバイ・ワールド」が取引金融機関に借金の返済猶予を求める前に、ドバイと並ぶUAEの有力首長国であるアブダビが救済に乗り出さなかったことが意外と受け止められているようだが、両国の関係は良好なわけではない。

 私も80年代半ばにドバイに滞在していたが、アブダビや周辺の産油国がドバイの繁栄を冷ややかにみているような雰囲気はあった。その後も訪れるたびに、ドバイが異様な方向に向かっている印象をもった。

 周辺の主要産油国の経済はドバイよりはまだ底堅さがある。今回の混乱が、中東経済全体に波及する可能性は低いとみている。(聞き手・志村亮)
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