SUKOYAKA日記

メモ帳的存在。岡山在住。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブッシュが戦争する理由

●戦争はデフレ対策?
アメリカが日本を真珠湾攻撃へと誘導したのは、戦争によって大恐慌以来のデフレを克服する必要があったからだという見解を示した。同じ説明は、9.11にも使うことができる。すなわち、アメリカは、ネットバブルの崩壊によって生じたデフレの危機から脱却するために戦争をする必要があったのであり、9.11は、世論を戦争へ駆り立てるため、アメリカ政府が以前から起きることを望んでいたテロ活動だったと考えることができる。

●イラク侵攻は石油目当てか?そうではないと言っている。
なぜなら今石油は値段が安いから
石油価格は、2000年の物価基準をもとに計算すると、1973年から1985年にかけては、1バレル当たり30-60ドルだったが、1985年以降は、10-30ドルの低水準で推移している。もしも、アメリカが石油それ自体を欲しがっていたとするならば、なぜアメリカは、《物》としての石油の希少価値が最も高かった時に「石油のための戦争」をせずに、石油価格が暴落した後で、「石油のための戦争」と呼ばれる戦争をしたのだろうか。特に、9.11の時には、バブル崩壊後の不況ということもあって、エネルギー需要が小さく、戦争をしてまでエネルギー資源を求めるような状況ではなかった。
【でも、将来の石油枯渇に対しての予防ということも考えられるし、石油の希少価値が高かった時には戦争の大義名分がなかったからということも考えられる。また希少価値が高い時に石油目当ての戦争を起こすのはあからさますぎるという考えが働いたとも。】

イラクを占拠している英米は、イラク政府が適正に樹立されるまでの間、イラクでの石油、天然ガスの輸出売り上げはすべてイラク支援基金に入れ、基金からの支出は、イラク暫定政権と協議の上、米英の監督下で行うという案を出した。もしも、英米が求めているものが石油や天然ガスならば、輸出先を英米に限定するという条件をつけることがあってもよさそうなのだが、もちろんそのようなことはない。アメリカは国内に油田があるので、他の先進国と比べるならば、石油の輸入依存度が高くない。イギリスなどは、逆に石油を輸出しているぐらいである。【でもこの論文の最後では他国の拠出代わりとしての石油の価値があったから攻め込んだとあるのだが、矛盾してない?】


では、かつてのアメリカが、日独伊、朝鮮半島、ベトナムといった、エネルギー資源という点であまり魅力的でない地域の国と戦争をしていたのに対して、ブッシュ親子が、石油の利権が絡む地域を選んで戦争をしたのはなぜだろうか。この問いに答えるには、レーガン時代以降のアメリカ経済の変質について語らなければならない。
【初めに答えを言うと、あまり他国からの支援を受けれない時代には、石油などの金に結びつく場所を狙った。】
5. 変質したアメリカの戦争

●はじめは同盟国の力を強めるための戦争が行われていた。(ホントかどうかは知らんが結果的にはそうなっている)
第二次世界大戦が終わった時、アメリカは世界最大の債権国であり、アメリカの財務省は、世界中の金の60%を保有していた。アメリカは、国内に豊富な戦争資金があった冷戦時代の前半、現在のように、自国の経済成長のために同盟国の金を使って戦争をするのではなく、同盟国の経済成長のために自国の金を使って戦争をしていた。例えば、朝鮮戦争は日本に特需景気をもたらし、ベトナム戦争は韓国に特需景気をもたらした。当時のアメリカは、日本や韓国にとって、成長のための母乳を与え、共産主義という外敵から自分たちを守ってくれる母のような存在だった。


●双子の赤字によるデフレからの湾岸戦争までの経緯。
ところが、レーガンの時代以降、双子の赤字(財政赤字と経常赤字)が増大すると、アメリカの戦争の方法が変化する。戦争の本質がリフレーションであることには変わりないが、アメリカは、もはや戦争資金を国内だけでは調達することができなくなったため、同盟国に「国際貢献」、すなわち戦争資金の献上を要求するようになった。湾岸戦争はその代表的な例である。

1987年10月19日の月曜日、ニューヨーク株式市場の株価が22.6%下落するブラック・マンデーが起きた。日銀が低金利政策を長期にわたって継続したおかげで、アメリカは恐慌に陥らずにすんだのだが、【なんで】このアメリカ救済策は日本にバブル経済という副作用をもたらした。1990年1月にバブル経済が崩壊すると、世界的なデフレ懸念が生じ、このため、ブッシュ・シニア大統領(現大統領の父親)は、イラクとの戦争によって、デフレの危機を克服しようとした。


もともとアメリカは、イラン・イラク戦争でイラク側を支援していた。アメリカは、日本やヨーロッパに圧力をかけてイラクの石油を買わせ、そしてイラクは石油を売った金でアメリカから武器を買った。1988年にイラン・イラク戦争が終わると、アメリカは、大量の武器を持ったイラクとの戦争を計画し始めた。時あたかも、ブラック・マンデー後の、戦争の必要性が出てきた頃である。計画は、89年に戦争計画1002-90としてまとめられ、翌年にはコンピュータによる図上演習が行われた。


●アメリカは湾岸戦争時、クウェートにイラク挑発(OPACの決まりを破る)を促した。
もっとも、長年の戦争に疲弊していたイラクには、新たに戦争を始める意欲がなかったので、アメリカは、イラクに対する最大の債権国である隣国クエートに、イラクを挑発させることにした。【アメリカがクウェートにイラクを挑発させたというところを細かく知りたい。たとえばどういった手段?エサは何?】すなわち、クエートは、OPECの割当量以上に石油を生産し、石油価格を下落させ、石油の売却益で債務を返済しようとしていたイラクの計画を挫折させ、それでいて、債務免除には一切応じずに、即刻返済を迫った。さらにクエートは、アメリカから供与された傾斜穿孔技術により、イラク領内に位置するルメイラ油田から石油を盗掘していた。激怒したサダム・フセインは、1990年8月、クエートに侵攻した

●アメリカの戦争正当化術 窮鼠猫を噛ませる
「窮鼠猫を噛む」という諺がある。弱者であっても、退路を断たれ、逃げられない窮地に追い込まれれば、強者に必死の反撃をするという意味である。追い詰められたイラクというネズミは、ABCD包囲網によって窮地に立ったかつての日本と同様に、猫に噛み付く以外に事態を打開する方法がなかった。こうしてネズミに噛み付かせ、被害者の立場を演じることで国際世論を味方につけ、「正義」を声高に叫びながらネズミ退治をする、これがアメリカが得意とする方法である。

●湾岸戦争で日本は135億ドル(約1兆5千億)を拠出した。
湾岸戦争がアメリカに繁栄の10年をもたらしたのに対して、日本には「失われた10年」しかもたらさなかった。それは、日本が、日本のマネーを日本の繁栄のために使うことができなかったからだ。湾岸戦争でアメリカが使った金は、約610億ドルで、そのうち9割近くは、他の国が拠出した。ちなみに日本が拠出した金額は、合計135億ドルで、この出費は国債の発行と増税で賄われた。湾岸戦争のおかげで、1991年に、アメリカは、10年ぶりに経常収支を黒字にすることができた。そして、その後ネットバブルを発生させ、他の国からの資本フローによって、経常赤字をファイナンスした。

●アメリカの戦争スタイル デフレ対策
今後アメリカは、デフレになると他の国の金を使って戦争し、リフレを行い、インフレになると軍縮によって軍需技術を民間に移転し、経常黒字国からの投資でハイテク産業を育て【これは知らん。ITバブルも経常黒字国の投資があったの?】、そしてバブルが崩壊し、再びデフレになると、工作活動によって戦争の口実を捏造し…というサイクルを繰り返すことで、平和な時も戦争の時も、他の国民のマネーを搾取しながら自らの繁栄を維持していこうとするだろう。

アメリカが戦争に踏み切った1991年1月は、ちょうど世界が不況の谷間にあった時期だった。ベーカー長官は、「砂漠の嵐作戦は、アメリカ人の雇用を守る」と言って、湾岸戦争を正当化しようとしたが、この理由は正直すぎて不評だった。これに対して、ブッシュ・シニア大統領は、「イラクの核武装阻止」を戦争の大義名分として掲げた。こちらの大義名分のほうが、世論の受けが良かったが、それが戦争を始めた本当の理由ではなかったことは、ブッシュ・シニア政権がイラクに核兵器開発用の機器を密かに売っていたことから明らかである。

今回の、ブッシュ・ジュニア大統領の対イラク戦争は、ブッシュ・シニア大統領の湾岸戦争の時とは違って、多くの国の理解を得ることができなかった。それでも、ネオコンが強引に戦争に踏み切ったのは、他の国から拠出金が得られなくても、イラクの石油で戦争資金を賄うことができると計算したからだ。ネオコンが石油利権にこだわるのは、石油そのものが欲しいからではなく、戦争資金が欲しいからだ。【つまり石油を金として見ている】アメリカは、石油を媒介にした三角貿易で、経常赤字を解消しようとしているのであるが、もしそれがうまく行かなければ、直接日本に資金拠出を迫ることになるだろう。
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

カーペンター

Author:カーペンター
FC2ブログへようこそ!

最新記事

カテゴリ展開メニュー

  • 未分類(6)
  • あいさつ(2)
  • 本(34)
  • 【ブラジル】(3)
  • 【ノンフィクション】(14)
  • 【フィクション】(8)
  • 新書(8)
  • 映画【アメリカ】(2)
  • ブラジルの歴史(47)
  • 思ったこと(30)
  • 映画【ブラジル】(2)
  • 専門書(2)
  • 漫画(7)
  • ニュース(6)
  • 映画【日本】(2)
  • 経済(20)
  • 経済学入門(19)
  • 日経指標(9)
  • 政治(7)
  • EU関連(1)
  • 外国人参政権(6)
  • 人間(1)
  • 労働問題(3)
  • 戦争・軍事(7)
  • 法律・裁判(3)
  • ちゃんと調べてないもの(4)
  • これって日本だけ!?(2)
  • 犯罪(1)
  • 在日外国人(5)
  • 日本人論(0)
  • 中東(22)
  • ゲーム(2)
  • 語源(40)
  • 医療(8)
  • たとえツッコミ(1)
  • やりたいこと(現実で)(0)
  • やりたいこと(ブログで)(0)
  • 詩(0)
  • マンガ あ行(1)
  • マンガ か行(2)
  • マンガ さ行(0)
  • マンガ た行(1)
  • マンガ な行(0)
  • マンガ は行(2)
  • マンガ ま行(1)
  • マンガ や行(0)
  • マンガ ら行(0)
  • マンガ わ行(0)
  • マンガ なんでも(3)
  • 文章技術(5)
  • メモ(1)
  • 音楽(2)
  • 近頃の若い者は!反論(1)
  • 作曲(10)
  • 社会学(1)
  • ブラジル経済(2)
  • ブラジル 社会問題(4)
  • FONÉTICAS de ポルトガル語(1)
  • ブラジル 政治(2)
  • 就活(1)
  • revista:mundo estranho(1)
  • ポルトガル語 科学(1)
  • ポルトガル語 その他(2)
  • ブラジル ビジネス(2)
  • トーク(2)
  • 旅行(4)
  • 宗教(1)
  • 映画(2)

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。