SUKOYAKA日記

メモ帳的存在。岡山在住。

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3,1共和政の確立

共和政成立後は不確実の時代だった。サンパウロ共和党やミナスジェライスの政治家たちは自由主義的なモデルを擁護したのに対し、リオグランデドスルの共和主義者たちは実証主義者だった。
軍部ではデオドーロ・ダ・フォンセッカ支持派とフロリアーノ・ペイショット支持派がいた。デオドーロの支持派は陸軍士官学校卒ではなく実証主義とも縁は薄かった。彼らが君主制打倒に手を貸したのは「陸軍の名誉を守るため」で陸軍の役割拡大以外に明確な展望は抱いていなかった。軍は対立していながらも、自由主義の敵対者という共通点もあった。陸軍将校は共和制には強力な行政府か独裁が必要でそうしなければ、県の自治権はブラジルに分裂をもたらすと恐れた。実証主義的な共和制の支持者はデオドーロの反独裁政府の長期化を恐れ憲法制定会議の招集を急いだ。
1891年2月に発布された憲法はアメリカをモデルにし自由主義的な連邦共和国をうたった。それまでの県に代わる州には暗黙のうちに外国と借款契約を結ぶことや州軍を編成する権限が認められた。また輸出品への課税権や独自の司法制度の権限も得た。
連邦政府には関税発券銀行の創設、国軍の編成などの権限が認められた。また秩序回復得お連邦制維持のため州への介入する権限が与えられた。皇帝に帰属していた行政権は4年任期の大統領が執行することになった。一方立法権については帝政時代と同様に下院と上院の二院制が採用されたが、上院議員の終身制は廃止された。選挙権における所得制限はなくなり、21歳以上のブラジル市民全員が有権者となった。しかし非識字者、乞食、一般兵には選挙権は与えられず、また暗黙のうちに女性への選挙権も認められなかった。
憲法はブラジル人とブラジル在住の外国人に自由、身体的安全、財産に関する権利を付与し、死刑は廃止された。また政教分離が図られ、公定の宗教はなくなった。また1889年11月15日の時点でブラジルに在住していた外国人は、特に意思の表明がない限り、ブラジルに帰化することになった。
ブラジルの共和国宣言はイギリスでは警戒されたが、アメリカでは歓迎された。そしてリオブランコ男爵が外相に就任したのを転換にブラジルの外交基軸はロンドンからワシントンに転換した。アルゼンチンとは対立し、軍事面で競争が始まった。ボリビアとは天然ゴムの産地であるアクレでの主権をめぐって対立したが賠償金を支払うことでブラジルの主権が認められた

(※経済が絡んで理解しきれなかった。ほぼまる写し。経済を学ばねば・・・)
共和制元年は過剰な発券と容易な信用供与の結果、投機熱に浮かれた年になった。貨幣制度が賃金労働と大量の移民の流入という現実に合致しておらず、実態の有無にかかわらず企業が多く設立され、株式投機が過熱し、生活費が高騰した。そして1891年株価が暴落し、銀行や、一般企業の倒産とともに恐慌が到来した。ブラジル安ポンド高が急激に進んだ。これは1890年アルゼンチンでの深刻な金融恐慌のあとに起きたイギリス資本のラテンアメリカからの逃避も関係していたといわれる。

フロリアーノ・ペイショット派や文民の反政府勢力、海運の一部の反発を前に、デオドーロは辞任し副大統領だったフロリアーノ・ペイショットが大統領になった。彼は安定した中央集権的な政府を目指した。しかし地方分権を支持する大農園主たちと衝突した。サンパウロ共産党とフロリアーノ政権は対立したがリオグランデスル州の政治的不確定要素のため両者は戦略的合意が結ばれた。政府はよく組織された国軍を提供し、サンパウロは財政的支援を提供した。しかしこの合意は次の選挙でサンパウロ州出身のプルデンテ・ド・モラエスが大統領になり消滅した。この政権期には有力諸州の政治エリートとリオの下層中産層を中心としたジャコバン派共和主義者との対立が深まった。
プルデンテ政権期に1893年バイーア州北部の奥地の荒れ果てた農園にカヌードスという名の町が作られた。指導者はアントニオコンセイロという人物で、その集団は君主制への回帰を求めた。ゲリラ戦により政府軍ははじめ苦戦を強いられ、政府への抗議騒乱が渦巻いた。しかし1897年10月近代兵器を装備した軍隊によりカヌードスは破壊された。プルデンテの後任はサンパウロ州出身のカンポスサーレスとなった。
これによりサンパウロ州を先頭とする有力諸州の政治的エリートが勝利した。残るは寡頭制的な共和制の基盤と、安定的な政治システムの確立だった。当時は州の権限が拡大されたためにいくつかの州では対立がおきていた。これの解決のため下院選挙の恣意的改正で各州選出の議員が確実に地域の支配グループの代表者になるように仕組み、安定化を図った。また同時に操作するために行政権の下院に対する行政権の影響力を強めた。
一方財政難は悪化し続け、帝国政府時代からの対外債務の返済には貿易黒字の大半が当てられた。歳出の多くは不安定な時代ゆえの軍事費の増加だった。1896,97年にはコーヒーが大豊作で、価格の大暴落を招いた。プルデンテ政権期、対外債務の返済が不可能となり、カンポス・サーレスはロスチャイルド家との交渉のためロンドンに赴いた。そして再び借入を行ったが、債権者に関税収入権を与えたことや、デフレ政策などにより経済活動は停滞し、おおくの銀行や企業が倒産した。
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