SUKOYAKA日記

メモ帳的存在。岡山在住。

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5,5 体制の危機と1964年クーデター

ゴラール政権の発足当時、農民たちが変化した社会・経済構造の中で抑圧されていた。ペルナンブーコ出身の弁護士で政治家のフランシスコ・ジュリアンは「農民同盟」を進め、農民(小作農)の組織化に努めた。彼は農業労働者よりも小作農の方が強力な運動の基盤になると期待した。
1961年には第一回全国農業労働者会議が農民同盟とブラジル共産党の共同で開かれた。2年後には農業労働者にも労働者として権利が認められた。

ゴラール政権下ではほかの社会勢力も活発に活動し、学生やカトリックたちの運動も活発だった。

社会運動が活発化し、ポピュリスト体制が復活した。国家、政策立案者、組織労働者、民族ブルジョワジーが連携しその基盤となった。また民族主義と基盤改革と名付けられた社会的・政治的改革が基本イデオロギーとなった。
○基盤改革
社会的な面では農地改革が掲げられ、農地分割を目指した。政治面では非識字者と下級軍人への投票権の付与が提起された。これによりポピュリスト政権の支持基盤拡大を狙った。
また基盤改革は経済の国家介入の拡大を想定し、公益企業、冷凍食肉企業、製薬企業の民族化、外国送金の規制強化、ブラジル石油公社の独占の拡大などが挙げられた。
外国投資家の追い出しと農地改革での農民の市場経済への統合による工業製品の新たな需要の創出が民族ブルジョアジーの支持を得ると政府は期待した。しかしブルジョアは社会運動の高まりと投資の不確実性に直面し政府から離反していった。

ストライキは数の増加、公共部門の割合の増加、サンパウロ州からの地理的移動(サンパウロでは民間企業が多く、経営者は利潤を追求し、労働者の意思はくみ取られなかった。)が起きた。
スト指導者は権力への接近、ストの多発、集会・ストの大量動員に勝利感を覚えた。しかし次の二点を見逃していた。?サンパウロにおける労働運動の衰退?労働運動の過度な体制への依存。

○政治
ブラジル労働党は工業化による基盤の拡大と非合法である政党のブラジル共産党支持者の票も獲得し、勢力を伸ばした。

全国民主同盟の多数派はジャンゴにに対する軍人グループに接近し、多くの党員が超保守の「議会民主運動」に参加した。これは民主主義体制を転覆させることになるクーデターを推進した団体である。
(社会民主党、左翼政党分裂が起きたそうです、細かいところは省略)

軍部では政治再編が進む一方革命戦争を視野に入れ始めた。ゴラール政権が急進化し安定を失うにつれ、陸軍大学・社会調査研究所・ブラジル民主行動研究所の連携の中から、ポピュリズムの混乱を収束させ、共産主義の伸長を抑えるには武力を用いるほかないという考えが出てきた。

議院内閣制は廃止され、インフレ抑制を狙う「三カ年政策」を行ったが、社会影響力の高い階層の協力はなく、失敗した。

1963年半ばを境に様々な社会勢力が急進化した。農地改革を破局と見た農園主は武装をはじめ、農民の方に頼らず、農地を獲得しようという動きは活発化した。軍の反乱も起きた。

1963年10月サンパウロでは「70万人スト」が起きた。
ジャンゴは政府の力を誇示するため大規模な街頭集会を開き、改革を発表した。

○クーデター
3月31日オリンピア・モーラン・フィリョ将軍はマガリャインス・ピント知事の支持を受け、自分の部隊を率いて、ミナスジェライス州からリオへ移動を開始した。ゴラールはブラジリアに飛び、流血の恐れのあるあらゆる行動を避けた。
4月1日には上院議長は大統領不在を宣言し、憲法の規定通り、下院議長ラニエリ・マジーリが大統領職に就いた。しかし権力は文民ではなく軍上層部に握られていた。
ジャンゴは4月末ウルグアイに亡命した。

1945年から1964年の民主主義の実験は終わった。軍部が実権を握り、権威主義体制を樹立した。

ゴラール政権崩壊の要因派何か。
ゴラールと側近は陸軍が改革に賛成していると確信し、陸軍の歴史や人物の出自を見ても民衆の意思を反映すると考え、クーデターを支持するのは少数派だと思い込んでいた。
軍上層の大半は憲法に基づく秩序を尊重してきた。しかし社会秩序の維持、軍階級の尊重、共産主義の統制が軍にとってより重要な原則だった。
ジャンゴの正当性が失われたこと、軍規違反(※聞いてません。なんのこと?)下級軍人と労働者の接近が軍穏健派をクーデターに追いやった。また穏健派の文民も離反した。「組合部門」は労働者階級、特に公共部門の労働者階級を動員する力は有していたがそれ以上のことはできなった。

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